あおいそらのした

20090707(0122)空を見上げて歩く
雲の形を見る

空が見下げてる
雲の陰から

宇宙と地上の
境界面は
人類の想像上の
境目に過ぎず

あいまいな
まざりあった
不明瞭な
境目と境目の境目で
微分的にしか
捉えることができないんだ
僕らには

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境界を越えて

夕焼けのような朝日に向かって
僕は雨上がりの公園を歩いていく

カチカチと
鞄の金具を響かせながら

カチカチと
僕は金具のリズムに合わせて

カチカチと
金具は僕のリズムに合わせて

やがては僕の心臓の

鼓動に合わせて

林に中にできた陽光の階段や
水滴を乗せて湖になった草原を
通り抜けて
僕がたどり着くのは

鉄の塊が流れる川

停止線という境界で
立ち止まる僕に

対岸から指令が下る

止まれ

行け

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ボクの見る世界

ボクの見る世界
いま目に映る世界は
たぶん本当にそこにある

ボクのいま見ている
ガラス越しの世界のように
少しの屈折と、少しの退色と
恣意的な選択によって
君の見る世界とは
違っている

ボクの見る世界は
ボクの見たい世界

本当の世界じゃない

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ぼくらは太陽の子

ぼくらは太陽の子日差しがすべてを美しく輝かせている
すべての生命の源たる輝き
植物を通じて僕らを生かす輝き
形無くただ降り注ぎ
すべてを照らす
吹く風もその熱のたまもの
今湿った大地から水を
空へと導き再び与えてくれる
その絶えること無い地球の営みも
すべてが太陽の恩恵
太古の人々がそれに気がつき
神としたのも自然なことだ
今この安らぎに感謝
心の平穏に感謝
生かされている実感がここにある

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そらへのかいだん

20080802(0037)どこまで登る
どこまで昇る
どこまで上る
いつかは登る
いつかは昇る
いつかは上る
「今」では
ないけど

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まっています

20081026(0025)

待てと言われると
待つ

なんで

自由な意志を
ぼくはもっている

待っていてと頼まれると
待つ

なんで

自由な精神を
ぼくはもっている

なんで

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立ち止まって

20081228(0070)日常生活の中で
立ち止まることって
あまりない

散歩に出たときは
できるだけ立ち止まって
周りを見回してみたり
良い匂いがしたら
なんだろうと想像してみる

まぶしかったり
風邪が強かったり
寒かったり

外を歩いていると
色々な刺激が
僕の中に入ってきて
ちっぽけな僕の
存在の理由(わけ)を考えさせる

なぜ僕はここに

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僕はいつでも移動中

20080425-046

僕の前を通り過ぎる車の速さに驚くとき
僕は地球の自転にのって
時速1400キロメートルにて移動中
じっとしていられないのだ
一カ所にとどまることなどできないのだ

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どれくらい

20090118(0079) 人は
自分の思っていることうち
どれくらいを人に伝えるのだろう

100のうち10くらいだろうか

人は伝えたい思いを
言葉にかえるとき
どれくらいの確かさで
伝えられるのだろうか

100のうち10くらいだろうか

うまく伝えられず
うまく伝える言葉もなく
思って
思って
思っていることが

ある

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約束

20090112(0090)

理解しようとしても
無理なことだけは
人類の歴史上
ほぼ証明されている

確かめようとしても
無理なことも

お互いが
この不確かさを認め
なんの保証も無く

信じると心に決める

信じるきることだけが
安らぎをもたらす
約束

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愛されたいと思う

20090112(0126)  愛されたいと思う
あなたにとって
それほど価値のある
自分でないことは
知っているけれど
 愛されたいと思う
自分があなたを思うのと
同じくらいでいい

愛と命名された
質量も密度も速度も
物理的な実体が
ないものを

なんでこれほどまでに
欲しいと思うのだろうか
存在しないもので
満たされることを
望む不思議

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この星の上で

20080806(0023)僕らはいつも水に包まれて暮らし
自身の中にも大切に水を包み込んでいる

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ひとりのじかん

IMG_0982 ひとりの時間が普通の人よりも
長いんじゃないかと思う

身近に家族の気配を感じて
過ごすことも少なかった

部屋に誰かいると
普段とずいぶん違った
空間に感じる

旅行などで
近くに誰かの寝息が
聞こえると
違和感を感じる

贅沢にも思え
さびしくも思え

ただそれが今の生活

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華咲き誇り

20080806(0101)

華を咲かせ
実を結ぶ 植物たち
花咲かず
実を結ばない 我

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シルエット16

IMG_0315
今夜空の星がひとつ消滅しても、僕は消えるところを見ることができない
今空から星がひとつ消えても、とんでもない大昔の出来事が今見えただけ

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シルエット15

20080224-126君が側にいると
気になって
他のことができない
君が誰かと
話していると
聞き耳を立てるのが
忙しいから
話しかけてくる
やつにいらつく
君が誰かに
ほほえむと
妬ましくて
いらいらする
君が側にいないときは
どこに行ったか
気になって
落ち着かない

そんな毎日

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シルエット13

20080217-367求めることを
傲慢と感じる
でも
与えることに
見返りを
求めてもいる
ただ相手の
ことだけを思い
その人の
幸せだけを
考えて
与え続けることで
幸せな気持ちに
なれるのだろうか
そう仮定する
程度でしか
僕は君を
愛してない

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シルエット12

女性の瞳を見て話すのは苦手ですが、瞳に映る空の色は好きです20080217-357

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シルエット11

20080217-337

毎日そっぽむいて挨拶する君
自分も相手によってはそっぽを向いたまま挨拶してる
ああ そういう気持ちなのかとわかる

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シルエット10

ひとりでも生きていけるような気がする
ひとりでは寂しいような気がする
ひとりなら気楽に生活できるような気がする
ふたりでも同じか
20080217-336

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シルエット9

20080217-321ため息の音程
ため息の長短
ため息の強弱

ため息の色彩
ため息の質感
ため息の明暗

ため息の抑揚
ため息の語彙
ため息の思想

僕はこの世界を
憶測だけで捉え
君の気持ちを
想像だけで捉え
思いやりという
邪推を繰り返す

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シルエット8

20080217-326君と友達でいられないのは
君が僕の言葉を
「言葉の意味」のとおりにしか
捉えようとしないから
君と友達でいられないのは
僕の思う君が
「君の思っている君」だと
信じているから
僕と「僕の言動」
僕と「僕の行動」
僕と「僕の身体」
それは
僕と「僕の影」みたいに
微妙にずれている

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シルエット7

20080210-163月を見て
太陽の位置を知る

星を見て
地球の位置を知る

地図を見て
自分の位置を知る

全ては相対

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シルエット6

20080210-181境目のない空

地上には
境目ができる

光があるか
ないか

それは

色があるか
ないか

見えるか
見えないか

在ることを
知りうるか

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シルエット5

厚い雲の向こうに太陽があることを僕らは知っているIMG_0309

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シルエット4

IMG_0262青空に
星が透けて
見える瞬間

この星の
影の中で

見上げる
空に

光あることは
幸い

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シルエット3

011目を閉じても
 太陽の位置がわかる
目を閉じていても
 君が側にいるのがわかる
僕らは体全部を使って
 自分の内と外のことを
 とらえようとする
だから
 感じ取れないことは
 とても不安だ
どこが痛いのかわ
 からないと
 とても不安だ
心はどこにあるのか
 わからないから
 いつも不安だ

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シルエット2

001
ゆっくりと流れるこの星の循環の下で
ひっそりと暮らすのが僕たち
この宇宙のどこにいても
一カ所にとどまることなんてできない

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シルエット1

007

光-輝くもの
影-付き従うもの

陽-暖かさ
陰-ぬくもり

明-眼を細め
暗-眼を見開き

その真ん中に
僕らはいる

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ジャングルジム

20080217-360登って眺めて

夕日の中

「帰ろう」っと

手のにおいをかぐ

鉄の匂い

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綱渡り

20080217-327

綱渡りは
一本道を
おそる
おそる
進む
進むには
片足立ちの
恐怖に
耐えなければ
ならない
片方の足を
前方の
綱の上に
おろすまで
恐怖に
耐えなければ
進めない

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そらのあお

20080217-322

空の青 雲の白 側の君 苦慮の僕

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私を月に連れて行って

20080217-338夜に月を見ると

星のように

自らが 輝いているように

見える

昼間に月を見ると

太陽に照らされて

光っているのがよくわかり

地球が太陽に照らされていること

惑星だということを

思い出す

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夕刻の散歩

IMG_0038ひとりで歩く夕刻
家路を急ぐ子供たち
夕飯のにおいがする路地
空を見上げる
星が瞬き始めるまで
自分を中心に回る
相対的にしか実感できない
この世界の中で

孤独こそが実相

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時間と空間と確率と

IMG_8880僕らは今この瞬間
お互いにほぼ一定の距離を保ちつつ
日々起きる出来事などについて語りながら
駅への道を歩く

夜空は今この瞬間
僕らとほぼ一定の距離を保ちつつ
この世のすべての時間と空間を包み込んで
そこにあり続ける

この宇宙の中にあって
僕らがもっとも近づいたわずかな時間
それは星の軌道や生成と消滅のように

この宇宙の運行の一部

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森の中で

IMG_0990

僕は森の中で
耳をすませて

君の声を追っている

風の音が
すべてを包み込み
おおいかくすような日でも

僕は君の声を
聞き分けられるよ

そのかわり
他の音は聞こえない

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空のパズル

IMG_8909東京で
切り取られていない
空を見つけるのは
容易ではない

黒い線は
縦横に走り

見上げた空を
細切れにしている

だから
僕らの空は
部分の集まり

僕らの空は
パズルの
ひとかけら

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僕らの距離

IMG_0709

寄り添って歩くときの距離で
僕らの距離を確かめる
男女では違うその距離感を
計りかねて右往左往する僕
同じ歩調で歩くことさえ
すごく近づいた気がするのに
いつも通りよそよそしい君
肩が触れあいそうになるだけで
肩のあたりが熱いのに
いつも通り見向きもしない君

二人の間が地球一周分に感じる

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プレゼント

IMG_0247

箱の中に心をひとかけら
こぼれないように包んで
厳重にひもで縛って
そっと君の机に置く
箱に他の何かが入っていても
底の方にかくれている
そのひとかけらを
見落とさないで
そのかけらは
あなたを想った時間

こぼれ落ちてしまったら
それはプレゼント
とは呼べないのだから

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すべてはかわりつづける

sora05空を眺めていると

一日として
同じ日はないことに
気がつく
 
毎日同じ時間に
同じ場所で
空を見上げて

ここに立っている自分も
昨日とは違う

同じ気分

変わらない自分

そんなのは
勝手な思いこみだ

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キミへノコトノハ

「僕らは違う辞書を持って」

ボクはキミでなく
キミはボクでなく

コトバはココロの破片
ココロはコトバの起源

モジはコトバの仮住まい
コトバはモジの故郷

モジはキミの目を通って
コトバはキミの耳を通って

脳だか心臓だか
どこにあるかわからない
ココロという名前を持った

キミというボクでないところへ向かう

そいつをキミは
キミという名の辞書で調べて

そいつをキミは

断片しか持っていない
ボクという名の辞書で調べて

不確かであやふやで
頼りない伝言を受け取る

見つめ合って
手を取り合う方が
ずっとうまく伝わるのに

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空を見る時間

あなたは空を見上げる
時間がありますか?

毎朝空を見上げていると

遠すぎる通勤距離や
長すぎる通勤時間

そんなマイナスイメージも
気持ちの持ちようかな

そんな風に思うことがあります

今日の空は
高空のすじ雲と
低空の雲の重層を
陽光が織り込んで
まだ薄青い空色を
染め上げていました

忙しい一日の中で
一番静かで
安らかで
贅沢な時間なのかもしれません

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誰かとよりそうこと

Bld08_1君がそばにいたら
僕のこの沈んだ気持ちが
救われるだろうか?

君が落ち込んでいるとき
僕に君をなぐさめることが
できるだろうか?

いつもそばにいて
君を助けてあげたいと思うけど
本当はいつも君にそばにいてもらって
助けてもらうための口実なのかも

君が僕と同じ気持ちなら
きっとうまくいく

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詩の朗読をしてみました

 いつもコメントしてくれるオジヤさんがイイ感じの詩を発表したので、記念に朗読してみました。もともと親父の小説を朗読して発表しようと思っているのですが、その練習もかねて作ってみました。イメージを壊しかねない写真付きです。しかも詩の借用は作者に無許可。すぐ消えるかもしれないから関心がある方はお早めにご覧ください。

「最終電車は独り」(saisyudensya.wmv)をダウンロード

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見えても見えなくても

Sora03_1 昼間の空の向こうでも
 星々は輝いている
 
 見えても見えなくても

 しかし 日が暮れて
 君が空を見上げたとして
 
 全天の星の中から
 このささやかな輝きを
 見つけられるだろうか

 きらびやかな星座の狭間に
 ぽつんと浮かんだ星を

 見えても見えなくても
 どの星もそこにある

 見えても見えなくても
 光だけは君に届く

 

 
 

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加齢的時間加速度

Hana01時間の流れる速度が
加齢により加速することは
経験的に理解されている

内面的時間の経過速度は
花の開花や紅葉などの時期を
視覚的に観測することにより
加速を実感できるものだが

実際の時間が流れる速度は
観測者との相対的な関係を考慮しても
ほぼ等速と考えるすべきだ

本日開花状況の観測により
異常な加速を感じるに至った

観測者との連絡がとれないため
確認がとれない
連絡を請う

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不完全な孤独

Soshigaya夕暮れ時の街を歩き始め

シルエットの街並みが
遠く感じられる頃

青とも黒とも言えない空の色が
うっすらと透明度を増して
その向こうに星が見え始める

通り過ぎる車の音や
行き交う人たちの話し声

進める歩幅の分だけ
何もかもが遠のき
心地よい孤独が思索を深めていく

呼吸のテンポも
心臓のテンポも
自分という閉じた宇宙

大気の中に閉じた地球の上で
宇宙という閉じた無限の中で

不完全な僕の孤独は
見せかけの固い殻

不完全な僕の孤独は
まばらな幸福の分布

不完全な僕の孤独は
かたくなな感情の盾

言い尽くせない気持ちは
このまま胸の内で

言葉にも詩(うた)にも
ならないならこのまま胸の内で

自分という不完全な宇宙が
はじけるその時まで

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等価交換

好きになると
 好かれたい

望まれない贈り物でも
 見返りを期待している

君のことを考えているんだから
 僕のことを同じだけ考えて欲しい

お互いの尺度が違うことさえも忘れて
 自分を過大評価していることにも気づかずに

君のため。

 君のため。

  君のため。

   君のため。

    君のため。

     何度でも言う

      声に出さないと

自分の嘘に気がついてしまうから
 

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いろ

Momiji_4 この ひかり のなかに

 すべての いろ がやどっている

 ぼくらは すきないろをえらんで

 じぶんじしんを いろどることができる

 それは

 いま ここにあることの あかし

 この ひかり のなかで

 じぶんを いろどることが

 ぼくが ここにあることの あかし


 きみにみつけてほしくて

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ほんとのこと

ほんとうのことを話そうと思うんだ

ほんとうはほんとうかどうかが わからない

ずっと前から言おうと思っていたんだけど
言おうとするとほんとうでないような気がして
ほんとうのことが言えなかった

正直者には ほんとうのことしか
言えないのだとしたら
ほんとうのことを言えないことを
正直に話してしまうと
それはうそで ほんとうでなくて

そんな正直じゃないことが
うそなのか ほんとなのか わからない

だからそれは たぶん ほんとうなんだ

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幻想がつなぎ止める世界

僕は君じゃない
僕には君の痛みなんかわからない

君は僕じゃない
君の苦しみは僕には理解できない

それでもお互いに
伝えよう 受け止めよう
そうやって努力することで

分かろうとする僕と
分からせようとする君と

分かりたい僕と
分かって欲しい君と

お互いが分かり合えるという
幻想を共有してきた

僕らが見る夢が
この世界を形作っているのだから

みんなが見る夢が
この世界を形作っているのだから

世界を君の都合で終わらせるのは
やめて欲しいんだ

もし君が僕の痛みを分かろうとするのなら

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僕らが空を目指すのは

Img_3797c

僕らが空を目指すのは
それが正の向光性だから?

   ろくに根もはっていないのに
   足下の草が笑ってる

僕らが空を目指すのは
地面に繋がれていないから?

   そんな覚束ない足場でどうする
   傍らで木がつぶやく

僕らが空にあこがれるのは
いつも行き場がないと感じているから

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ワンタンを抱えた少女

君は胸にワンタンを抱えて
ボクの前に立っていた
君はお湯を入れたカップを大事そうに抱えて
列車のドアが開くのを待っていた

街は夕暮れ
混んだ列車に不似合いなカップのワンタン

それでも君はあたりまえのような顔をして
たぶん、いつもと同じようにそのカップを抱えている

君はボクに見向きもせず
早く列車に乗り込んで
ワンタンを食べることばかりを考えている

ドアが開き
最後にボクが降りる瞬間
君の手から一本の棒が
ゆっくりと列車とホームの隙間に吸い込まれた

それは美しい等速直線運動であり
ボクの目に美しい残像を残して消えた

対を失ったもう一本の棒が
少女の指にあった

ボクは少女の指にその気持ちのすべてを見た
だから少女の表情を振り返ったりしなかった

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時間は置換する

あのとき立っていたあの場所に
同じように立っても
同じ風景は二度と見ることができない

もう僕は大人だし
そうあの頃は子どもだし
背の高さも身体の重さも
同じモノは何もない

あれから一日として同じ日なんかなかったのに
どうして変わらないものが何かあるなんて思うの?
もうあの頃と同じ細胞はきっと残っていないから
もう僕は物質的には置き換えられた存在だから
同じモノは何もない

変わらない何かがあると信じることだけが
僕を形作っている
そう信じることだけが僕を形作っている

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彼氏のいる女の子に恋をして

 好きになった相手に彼氏や旦那がいる場合、無理だろうなと弱気になるものです。かえって燃えるという人もいるのかもしれませんが、どっちかというと自分は腰が引けてしまう方です。
 でも「好きだー」とかいう気持ちは非常に個人的な感情です。相手がどう思おうが好きなものは好きだし、彼氏や旦那からその女性を奪いたいほど好きということもあります。それに気持ちをこちらに向けさせられる程度の関係なら、そんな相手とはとっとと別れた方が幸せかもしれません。
 ただし結婚している場合にはいろいろと問題があります。あれは契約ですから破棄してからでないと新規契約は結べません。まあ人間の気持ちより勝る契約なんてないのだからなんとかなりますけどね。
 しかし、二十歳以下の子供がいて家庭が平和な場合には、絶対にちょっかいを出すべきではないと自分は思います。恋愛は当事者同士の問題。子供は絶対に巻き込むべきではありません。子供ごと幸福にする決意があればいいと考える人もいるでしょうが、色恋で眩んだ目ではその判断は難しいでしょう。
 話がそれました。「振り向かせることすらできずに」は彼氏がいる女の子に恋をして、手を握ることも、肩を抱くこともできずにいる青年が、一歩を踏み出す決断をするという曲です。自分は玉砕したことしかないですが、歌の中ではハッピーエンディングという設定でいいんじゃないかな。

続きを読む "彼氏のいる女の子に恋をして"

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「虹を探して」という曲のこと 

 長い休みで片思いの女の子と会えなくて、日常生活の中でふと気づくとその女の子のことを考えてる感じを詩にしたつもりなんだけど、最近読み返してみて違う意味にもとれる気がするようになった。
 離婚して子供の親権を失った男が、子供との日々を思い出しつつその思い出がすり減っていくとこを悲しむ歌。「出会う前には感じなかった孤独」という表現はそぐわないけど、親子ソングとしても読めてしまうのはちょっと誤算だった。
 気になる異性がいる場合、あの子は今頃どうしているんだろうと考える瞬間がある。そういうときに思い出す表情とか仕草ってなんだかワンパターンで、やっぱり会いたいとか、電話でもしようと思うのが普通。でも、なんらかの理由で躊躇してしまい、ただ会える日を待っている。そういう中途半端な気持ちを歌にしたつもりなんだけどな。

「 虹を探して 」 詩・曲 JIMY-M [ライブ映像を見る]

 土砂降りの空に 雲の切れ間見つけると
 濡れるのも気にせずに 走り出す
 石段を登りつめ 小さな展望台の上
 虹を探している
 ああ 無邪気な笑顔 やきつける
 ああ 夏の日の で き ご と
 君に会えない時間を 思い出で埋めると
 記憶の中の君が 無表情になってしまう
 出会う前には感じなかった孤独が
 胸の奥で広がっていく

 君の肩を抱き 指さす空の片隅に
 ぼんやりとでも確かに 光の橋
 くやしそうな顔で 見上げる展望台の上
 虹を探している
 ああ 無邪気な笑顔 やきつける
 ああ 夏の日の で き ご と
 君に会えない時間を 思い出で埋めると
 指に残る君の肩の 感触が薄れていく
 出会う前には感じなかった孤独が
 胸の奥で広がっていく
 ああ 無邪気な笑顔 やきつける
 ああ 夏の日の で き ご と
 君に会えない時間を 思い出で埋めると
 耳に残る君の声が 思い出せなくなってしまう
 出会う前には感じなかった孤独が
 胸の奥で広がっていく

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心の場所

あなたの声や仕草が

空気の密度を変えたみたいに

僕の周りに伝わって

胸の奥のあたりに

くるしくもここちよい

気圧の均衡をつくる


この包み込まれる感じが

胸の奥に心があると

感じる理由

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横顔

君の睫毛が上下するのを
ぼんやりと見ている

瞳には夕闇が近づく空の色が
すこしだけ映りこんで
瞬きの度に色を変えていく

君の視線はノートと天井をいったりきたり
僕の視線は君に気づかれないように
君と君のノートの間をいったりきたり

落ち着かない夕刻
弱々しい「また明日」が
立ち上がるイスの音でかき消されて
臆病者の不安な夜がまた始まる

「おはよう」の後が続かない朝が

来るまでの長い夜

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孤独を感じるためには

 僕は狭いキッチンのついた六畳一間のアパートに五人家族という家庭で育った。身体が大きくなってきた小学校五年で近所の知人宅に下宿、中学では実家から歩いて五分のアパートに一部屋与えられ、高校に入ると抽選で当たった公団住宅に家族に先駆けて一人で入居した。団地にはしばらくして弟が一緒に住むようにはなったけれど、実家で食事をとってから自転車に乗って自分の部屋に帰るという生活は続いた。だから世間並みに家族と一緒に暮らしたのは小学校五年までだ。就職後は独立して別のところへ引っ越し、実家に通うことは無くなったが、今も一人で暮らしている。

 そんなわけで僕は一人暮らしを寂しいと感じたことがない。家族にすら干渉されないことが僕にとってのノーマルな生活なのだ。ただし、このワガママの温床のような暮らしが、人付き合いの悪さを助長したことは間違いない。自分の生活を大切にするあまり、他人を遠ざけたから、友人は本当に少ない。そのことが端から見るとひどく孤独な生活に見えるらしい。当の本人はそれほど悲観的ではないのだけれど。

 孤独感というのは「他者との関係」がなければ成立しない。恋をしなければ失恋できないように、孤独を知るためには他者との関係をまず作らなければならない。だから僕はこんなに寂しそうに暮らしているのに、孤独をほとんど感じなかったのだ。

 考えてみれば孤独を感じられるほどの関係を他人と間に持てたことがないのかもしれない。女性との関係でも、本当の意味で自分をさらけ出すことができなかった気がする。誰かに寄り掛かること、依存することがへたくそな僕は、好きだ愛してる受け入れろと相手に踏み込みながら、自分の中には受け入れていなかったのかもしれない。

 最近、歌詞を考えながらそんなことを考えている。 

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ただ与え見返りを求めず

誰かのことを思うとき
相手が同じだけ自分のことを思ってくれたらと思う

誰かを大切に思う気持ちは
大切に思われたいという気持ちの裏返し

なんの見返りも求めないこと
ただ、その人のためを思うこと
そんなことが本当にできるのだろうか

見返りを求めない愛情こそが
真の愛なのだと賢者は言う
賢者はその理想を実現できたのだろうか

愛すれば
 愛されるのではないかという幻想
愛する気持ちは
 いつかは相手に受け入れられるという願望
愛などという概念は
 人類共通の夢想にすぎないのかもしれない
 そんな気さえしてくる

受け入れられなかった思いは
跳ね返ってどこに行くのだろうか

少なくとも自分の元は帰ってきていない



親の子どもへの愛情が賢者の言うところの無償の愛に一番近いのかな
男女の仲ではなかなか献身することだけで満足とはなりにくいように思います。
個人的な感覚ではありますが。

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成人式に寄せて

好きなように選べばいい
選択肢は無限にある
君自身の未来図を
好きなように描けばいい
 誰かに決められたとか
 生まれが不幸だったとか
 言い訳を言うのも自由だし
 さけられない現実に対しては
 自分の責任ではないと考えるのも勝手だ

この世に生まれた瞬間から
選択肢は減り始める
男だったら 女だったら
裕福だったら
背が高かったら
足が速かったら

でも
そんなことを考えている暇があったら
今何を選ぶかを考えた方いい

最後の選択肢はひとつしか残らない

いつかわからないその日までは
選べるのだから

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贈りもの

贈りものをするとき
 私はあなたのことを考えます

渡したときの顔を想像して
 ちょっとニヤけたりもして
 はたから見るとちょっと変かも

そんな風に
 あなたのいないところで
  あなたのことを思うこと

それを楽しく思えることが

まるであなたからの
 贈りもののように感じます

贈りものをしたくなるような
あなたに出会ってよかった

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自分で決められる未来

加速と加重と重力と引力

生活を支えるための すこしの犠牲や
誰かのためにすることへの ささやかな満足

遺伝と進化と変化と劣化

自分を生かすための すこしの痛みや
社会のために尽くすことの ささやかな快楽

選択と決定と意識と無意識

決めないことで得られる すこしの休息
運命という言葉をつかうことの ささやかな欺瞞

自分で決められる未来があると信じるためなら
言い訳も弱音も、涙だって飲み込む。

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